音楽堂 ミシェル・ブヴァール オルガン・リサイタル
フランスのオルガン音楽は、1531年のアテニャンによるフランス初の出版譜から今日まで約600年の歴史があります。クープラン、フランク、サン=サーンス、ウィドール、ヴィエルヌ、デュプレ、デュリュフレ、アランといったオルガンの巨匠たちが、楽器の王様とも言われるオルガンのために名曲を生み出してきました。それらは、数世紀にわたる楽器の発展、音楽様式の進化の中で非常に多彩になりましたが、ドイツのオルガンと音楽が「対位法的」であるのに対し、フランスでは常に「色彩の音楽」を奏でる「色彩的なオルガン」であり続けています。
今回のコンサートは、ルネサンスから20世紀半ばまでのフランス音楽の魅力を辿る「旅の入口」です。ルネサンス音楽は「舞曲」と「対位法」という全く異なるスタイルがあります。コンサートの前半では、私の妻である康子との3手連弾の作品を含めて、17〜18世紀の偉大な作曲家たちの世界を辿ります。
後半は、フランクの活躍によって始まる19世紀ロマン派・交響楽派のオルガン音楽で始まります。フランクの功績の象徴として、傑作の一つである「コラール第1番」を選びました。そして「交響的」「ポスト・シンフォニック」の作曲家、ヴィエルヌの弟子であった私の祖父ジャン・ブヴァールの作品、そして最後に「リタニー(連祷)」に関連した3つの作品を演奏します。
今年の東京に続き、2024年はパリがオリンピックの開催都市です! ぜひ皆さんにはこのコンサートでフランス文化に浸っていただきたいと思います。(ミシェル・ブヴァール)
開催日程 |
11 / 9 (火) 開場 18 : 15 開演 19 : 00
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会場 | コンサートホール | ||||||||||||||||||||||||||||||
出演者 |
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演奏曲目 |
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料金 |
全席指定(税込)
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プレイガイド | 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 |