オーケストラ・アンサンブル金沢 第428回定期公演フィルハーモニー・シリーズ 【公演中止】田中祐子指揮 藤倉大、シューマンほか
新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため延期となりました(4月1日)
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OEK指揮者として三度目の春を迎える田中祐子からの春の便りは、一筋縄ではいかぬ逸品揃い。楽員や聴衆、そして土地の空気を熟知したレジデント・コンダクターらしいお手前だ。
まずは、邦楽器と西洋楽器に分け隔てなく向き合い日本の音のあり方を考え続けた三木稔が、珍しくも遙かオーストラリアの弦楽合奏団のために書いた「春」から。春定番のヴィヴァルディに対抗するわけではなかろうが、弦楽器の響きの中に独奏ヴァイオリンが浮いては消える今流ニッポンの洒落た合奏協奏曲は、誰の耳にも楽しい弦楽の春祭りだ。
今や世界の売れっ子作曲家の藤倉大が描く「海」は、なんと宇宙の風景。話題のオペラ「ソラリス」から、訪れる人の内面を再現してしまう謎の海が音に描かれる。「メロディの間を、弦のトレモロがこちらに迫ってきたり、後ずさりしたりします。弦のトレモロは海の波を表し、海の波は波でも、ちょっと普通の波ではない感じ。幻想の中の海、波。(藤倉)」そんな作曲者の言葉に、どんな春の海が聴けるか、期待も高まる。
春の宵を締めくくるのは、「春の始まり」のファンファーレから「春爛漫」の乱舞に至る、シューマンの素直な季節への讃歌。金沢とライプツィヒの春の訪れの違いを音に感じるも一興か。(渡辺 和:音楽ジャーナリスト)
開催日程 |
4 / 23 (木) 開場 18 : 15 開演 19 : 00
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会場 | コンサートホール | ||||||||||||
出演者 | 田中祐子 | ||||||||||||
演奏曲目 |
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料金 |
全席指定
未就学児入場不可 託児ルームの申込は4/13まで(有料 TEL 076-232-8111) | ||||||||||||
プレイガイド |
石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 香林坊大和 チケットぴあ(Pコード152-871) ローソンチケット(Lコード52698) セブンチケット |
アーティスト情報
- 田中祐子
指揮田中祐子指揮OEK指揮者。愛知教育大学卒業。同大学院を修了と同時に東京音楽大学指揮科に特待奨学生として入学。同大卒業後、東京藝術大学大学院に進み首席で修了。2012年より渡独しベルリン、ミュンヘンを中心に研鑽を積む。ブザンソン指揮者コンクール、ショルティ国際指揮者コンクールのセミファイナリスト。東京国際コンクール「指揮」部門入選。指揮を尾高忠明、広上淳一、高関健、汐澤安彦の各氏に師事。ピアノを隈本浩明氏に、チェンバロ・通奏低音を大塚直哉氏に師事。国内の主要オーケストラと共演を重ね、2013年にはクロアチア国立歌劇場リエカ管弦楽団を指揮し海外デビュー。2015年藤原歌劇団のヴェルディ《椿姫》を指揮しデビュー。邦人オペラ作品にも積極的に取り組む。Eテレ「らららクラシック」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等のメディアにも頻繁に出演している。
主催・問合せ等
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