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イベント

邦楽関係

伝統芸能の継承と、さらなる発展への思いを新たに

 石川県立音楽堂邦楽監督 野村萬斎

%e9%87%8e%e6%9d%91%e8%90%ac%e6%96%8emansai-nomura091 開館20周年おめでとうございます。折々に邦楽ホールでの公演に伺わせていただき、もう20年。コンサートホールと並び、邦楽専用ホールがあることは画期的であり、長年上演が続いていることに大きな喜びと意義を感じます。これも今まで携わってきた方々の努力の賜物であり、今後の発展のために邦楽監督として、その火をともし続けるべく気持ちを引き締めています。いま“多様性”ということが言われる社会の中で、日本人としてのアイデンティティの大切さが見直されていると思いますが、伝統芸能を通してそれが再認識できると思いますし、そんな音楽堂であり続けたいと思います。

この10月、邦楽監督就任と開館20周年を記念した公演をお届けします。お正月や劇場の開館、周年事業など、お祝いの場でよく上演される『三番叟』は、五穀豊穣を寿ぐ舞で、これからの音楽堂での芸術活動を実りあるものにしていきたいとの思いを込めて勤めさせて頂きます。「双之舞」という小書(特殊演出)で息子の裕基と踏むのは本邦初公開です。一方、『唐人相撲』は、狂言の演目の中で最も多くの人数を要するものです。唐の皇帝から帰国の名残に相撲を所望された日本人の相撲取りが唐人たちを相手に相撲をとります。中国を舞台に、遊び感覚に満ちた相撲の数々には「獅子舞」など能登と加賀の祭り文化を取り入れた「石川県バージョン」です。今回は「芸の伝承」もテーマに掲げています。積み上げてきたものをさらにアップデートさせて繋ぐことが伝統の在り方です。その一端を、父、私、息子と三代の共演でお送りしたいと思っています。

今後もさまざまな形で音楽堂から発信してまいります。そのスタートとしてこの公演をお楽しみ頂けますれば幸いでございます。

プロフィール

野村 萬斎 のむら まんさい
1966年生。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定保持者。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。 国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦―山月記・名人伝―』『国盗人』『子午線の祀り』など古典の技法を駆使した作品の演出、NHK『にほんごであそぼ』に出演するなど幅広く活躍。各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞最優秀作品賞等を受賞。著書に『萬斎でござる』『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版)、『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社/文春文庫)等がある。世田谷パブリックシアター芸術監督。石川県立音楽堂邦楽監督。東京藝術大学客員教授。

野村萬斎 音楽堂邦楽監督就任記念公演について

石川県立音楽堂は、お陰様で今年開館20周年を迎えました
そして、この4月より新しく邦楽監督に野村萬斎氏が就任されました

開館20周年記念事業として
萬斎氏の邦楽監督就任記念公演を開催いたします


石川県立音楽堂開館20周年記念事業
【野村萬斎 音楽堂邦楽監督就任記念公演】

2021年10月30日(土) 石川県立音楽堂邦楽ホール
                                      昼の部 13:00開演(12:15開場)
                                      夜の部 17:00開演(16:15開場)

◇「三番叟 双の舞」  野村萬斎
            野村裕基
            笛:杉信太朗
            小鼓:大倉源次郎、吉阪一郎、大倉怜士郎
            大鼓:原岡一之

◇狂言「唐人相撲」   野村万作(人間国宝)
            野村萬斎
            野村裕基 ほか

入場料(全席指定)  一等:7,500円  二等:6,000円  大向う:1,500円 *邦友会会員各10%割引
                                       *チケット発売:8月30日(月)/邦友会会員先行予約8月29日(日)

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